猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

あなたはだあれ?

燃え盛る文字の向こうに

何食わぬ顔をした

激しい気持ちたちが落とされ

あるいは

行き過ぎた親切心で

それぞれの正義が語られる


そこにいなかったのに

そこに集っている不思議


居合わせた現実は

誰かの夢じゃない


だけど


あなたはわたしではないのだし

わたしはあなたではないのだし


石を投げるように

言葉をぶつけても

だれかの悲しみが深くなるだけだ


それでも


火種を探し続けるわたしたち

まるで日常のように