猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

かみさまのうさぎ

雲をびりりと食いちぎり

そっと そおっとおててでパンチ

ぶるぶるっとしたら

雪になったよ


お鼻もしっぽもひんやりしてる

お耳もおててもふかふかしてる


ねえ


きみの心はまだ

雪の日に悲しくなるのかな


きみの瞳はまだ

雪を映してひとりで泣くのかな


もう寒くないよって

言ってあげる


もうこわくないよって

言ってあげる


ふわふわふかふか

雪が飛んで


ふかふかふわふわ

うさぎがはねた