2015-10-14 午後溜まり 散文詩 今日も足音が わたしの中をざくざく響く 心の襞を削りとるのは ほんのり淡く揺れる午後 波は穏やかで ソラはきらびやか なにもかもつまびらかで 光もいらぬほど真っ暗闇だ 今日も足音が わたしの中をざくざく響く 捲れていくのは心の襞に とろんと歪む水鏡 波は軽やかで ソラはきらびやか なにもかもつまびらかで 光も見えぬほど真っ暗闇だ