猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

そっと、わがままに

誰かの寒さを

誰かの哀しみを

誰かの苦しみを


溶かすことはできないけれど


誰かの寒さと

誰かの哀しみと

誰かの苦しみとが


ほんのりとでも

やわらげば


わがままで勝手な思いだと

うちのめされながらも

そっと願い続けたい