猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

誰かが置いた哀しみが

誰かが置いた哀しみが

静かにそこにありまして

封もせずにありまして


落とし主は今いずこ

触れる姿も見当たらず

静かにそこにありまして

封もせずにありまして


花が舞えば哀しみも

消えてなくなるのでしょうか


花が散れば哀しみも

どこかへ帰っていくのでしょうか