猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

過積載-1

詰めても詰めても

終わらない


軽いほうがいいのは

わかりすぎるぐらいで

重ければ

追いすがることも

できず


出し入れを繰り返す

愚かなあたし


これ以上

抱えられないと

知っているのに


準備が整って

あたしを調えて

だんだん

だんだん寒くなって

だんだん

だんだん悲しくなった

もう泣き方も

わからないくせに