猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

とりあえずでいいから

とりあえず

ご飯を炊いておく(おむすび作ればなおよし、だけど無理せず)

とりあえず

水まわりをなんとなくでいいから

片付けておく(拭きあげればなおよし)

とりあえず

少しのお金と身分証明と飴玉なんぞを

バッグに入れておく

とりあえず

空を見上げてうーんと猫みたいに伸びて

「バカだよねえ、でもよくやってるね」

などと笑ってみる

 

とりあえず

とりあえずでいいから

 

さめざめと泣いたっていいんだから

その日が来たら