猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

空を見上げる

哲学にはとらわれず

ころべばまた立ち上がり

罵詈雑言には哀れみと俯瞰で

遠くに迷えば近くを踏み締め

思いが曇れば空を見上げる

 

寄る辺には偏らず

つまずけば飛び越え

美辞麗句はその場限りの

遠くに憂えば近くに溶けて

今日が暮れれば空を見上げる

 

満ちては欠け

欠けては満ちて

明日もなお空を見上げる