猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

脱ぎ散らかす

まずは服を脱ぐ

上着も下着もすっかりと

それからおもむろに背中に指をかけ

あとはいつもと同じように

 

綺麗な感情と汚れた感情を

少しだけ残して

あとは記憶の底に沈めた

 

それから

自分も同じように湯船の底に沈んで

ふわふわと眠る

 

まずは服を脱ぐ

上着も下着もすっかりと

それからおもむろに背中に指をかけ

あとはいつもと同じように