猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

入れ替える、表のわたしと奥に眠るわたしを。

入れ替える、表のわたしと奥に眠るわたしを。

傍目からは暴れているようにも見えるだろうし、

随分と寂しそうに見えることもあるようだ。

 

入れ替える、表のわたしと奥に眠るわたしを。

何やら真面目そうだ、と信頼関係を誰かと築けるのか、

または孤独を存分に楽しむ人にも見えるようだ。

 

入れ替える、表のわたしと奥に眠るわたしを。

素顔は果たしてどちらか、そんなこと訊かれても。

きっとあなたに見えている、それだけの光景でしょう。

 

あなたは、わたしになれない。

わたしは、あなたになれない。

 

わかりあえる幻想は、ふむ、悪くない。

分かち合えず泣くより、も。

 

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