猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

乾くか乾かないとか

そんなことだけ心配している

風そよぐ朝

彼女はあたしを見向きもしない

 

降るか降らないか

そんなことだけ心配している

暖かな空

彼はあたしを見向きもしない

 

何を口に入れたところで

腹痛のもとだから

こっそり食べたふりをする

あたしは彼らを見向きもしない