2024-03-28 アイツ 詩 日常光景 春雷に怯える夜も カラクリを憂える昨日も 嘘つきを罵る川面を遠くから眺めては 幾つの真実を共有できるのかと 冷たく笑う 蕾ほころぶ朝も 理(ことわり)崩れる街の 幾許かは幸せを拡散できたろうにと 冷たく笑う 不安に慣れ過ぎ冷静さを纏うばかりの 日々に飽きたろうにと 冷たく笑う ランキング参加中詩