猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

紫色の丘

丘は紫色

香りたつリンゴの実

触れた唇から

甘く歌がこぼれた


丘は紫色

つぶれそうなリンゴの実

触れた唇から

やわらかく笑みがこぼれた


丘は紫色

消えそうなリンゴの実

触れた唇から

また夢がこぼれた