ひな巣立ち 満つ孤独さへらうたきことなり [訳] 子が巣立っていったあとに満ちていく孤独な感情すら、愛おしく思えます

きみじゃなくてよかった 泣いているのが 叫んでいるのが きみじゃなくてよかった 春が先回りしているから それでよかった ぼくの道にも きみの道にも

足もとも手もともあたらし 朝をいく

朝の月がやたらと 喉の奥に貼りついて なんだか笑えてきちゃいます 会社は今日から知らない部署 ご近所さんは声なき声のつながり求め おチビさんらは 大人の“おはよう”に返事をしないよう 育てられるとか それぞれでいいじゃない それぞれだもの ひとだもの …