猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

ワタクシゴト

冷たい。バカだ。

うまく立ち回れなかったり、少しの失敗をそう称される。ハグは、ベタベタしないでよ、と振り払われる。

本音を打ち明けるのは、ごくごく限られた範囲で。または、紙に書いて跡形もなく破り捨てる。親世代の大人には「生意気で扱いにくく子どもらしくない」、そう映ったことだろう。

もちろん、気づいて学んだり方向転換のすべを覚えていくにつれて、いくらでも修正はきく。

ただ、幼少の頃は何かと「親が絶対」というすりこみが起こりやすくなるものだ。

親も間違う生き物だと、そこそこ早い段階で知ってしまった不幸と幸せ。

そこに後悔はないし、むしろ感謝すら覚える。

 

家族は綺麗事だけじゃおさまらない。

美しさの裏に何かが潜むのだ。