猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

喉が乾くとき

あなたのことを思うたび

とても乾いて

ただそこにある愛を飲み干したくなるんだ

だけどいつまでも満ちることはなくて

あなたの声を忘れてしまうんだ

 

あなたのことを思うたび

とても乾いて

ただそこにある優しさを飲み干したくなるんだ

だけどいつまでも満ちることはなくて

あなたの顔を忘れてしまうんだ

 

あなたのことを思うたび

とても乾いて

幸せがどういう意味かわからなくなるんだ

何もかも

綺麗さっぱり忘れてしまうんだ