03月11日。
あの年は、金曜日だった。
立ち寄った店で賑やかなラジオ番組が流れていて、店主と明るめの会話を交わしたのを覚えている。
帰宅してラジオをつける。
少し遅い昼食。BGMは、先ほどの店で流れていた同じ番組だ。
午後3時近く、速報が入り緊迫した空気が漂う。
たまらない気持ちになった。
震えが止まらなくなった。
何かがそれで変わるわけじゃないと、百も千も承知で、それはじゅうぶんすぎるぐらいわかってるくせに、ポロポロと涙が止まらない。
03月11日。
あの年は、金曜日だった。
<詩人さんから>
よろしければ、お試しください。
何から備えよう?という方にも、いろいろ備えている方にもおすすめ。
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