猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

夜と猫

小さい命の寝息と

いつまでも続くゴロゴロ音

ウニャウニャ寝言

熱帯夜なのに

ぴとっと寄りかかって

きみの体感温度はどうなってるんだい

 

小さい命の寝息と

いつまでも続くゴロゴロ音

ウニャウニャ寝言

熱帯夜なのに

ぴとっと寄りかかって

 

僕は枕元の水筒に手を伸ばし

きみはいつの間にか水飲み場に消えてた

やりかけのゲームを少し進めて

スマホを伏せる

 

夜はまだ深く

夢の中できみの背中に顔をうずめた