猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

移り目の存在

夏を紡ぐのは苦手だ

冬を紡ぐのは好まない

春は早足で

秋は語り尽くされ

 

移り目はもはや見つけにくくなるばかり

 

夏を編むのは苦手だ

冬を嘆くのは好まない

春は早足で

秋は語り尽くされ

 

移り目はもはや存在すら忘れ去られるだろう