猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

埋め込まれた心臓が

埋め込まれた心臓が

今日も疼く

感情の奥の奥

瞳が輝くのにも似て

不規則に規則的に

どくどっくと疼く

過去を愛で

未来を恐れ

今を嘆く

 

それでもとどまり続け

それでも壊れたがる

命と体

 

記憶を拾って

思いを辿って

ただ明日を思う

 

埋め込まれた心臓が

明日も疼く

感情の奥の奥

星が瞬くのにも似て

規則的に不規則に

どくどっくと疼く