嬉しいな、楽しいなと思うより先に
「他の大勢の誰かと同じものを持つことになるのか」
と、ほんのりと抵抗を感じてしまう。
シリアルナンバーでもあれば、また違う印象になるのだが。
推しさんのグッズにそこまで究極に熱心ではないのは、そういう心持ちがはたらくからだと、最近になって気づいた。
誰もが「いいなぁ」と評するものに、心惹かれることもある。
誰もが「なにそれ🤦♀️」と評するものに、心躍ることもある。
結果、「誰かとお揃い」になることもあれば、そうはならないこともある。
人の感じ方は一律・一様ではなく、なんと複雑でふくよかなのだろう。
ほんのりした抵抗が、自分の中に巣食っている。
それもまた、佳きかな。