猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

不安を感じない日が

珍しく数日訪れた

気づいた途端

不安になる

 

正しいのだろうか

間違っているのだろうか

それは

正解がどこにも見当たらなくて

そして

不正解だと決めつけることもできなくて

 

不安に気づいたとき

少しだけ自分に刃が向かうから

人は怒ったり泣いたりするのだ

 

不安がないことが

どんなに不安で恐ろしいことを

体の奥でよく知っているから