猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

答え

以前、ある仕事をしていた。

それこそ“7つ道具”を持ち歩き、あらゆる年代の方に手ほどきした。

自分にこれが向いているのかどうか、自問自答は常に。

答えを見つけたと確信しても、教科書通りの正解があるわけではない。よって、同業者に相談する機会には恵まれていたが、その答えがいつでもあてはまるとは限らず、仕事を離れるまで悩みは尽きなかった。

 

その時期、希望も絶望も味わったけれど、無駄ではなかったと…栄養になり筋力になったと思えるようになるには、かなりの時間を要した。

それもまた、人生なのだ。答えなど、最期までわかりはしないのである。