猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

会いたい会えない会わない

秋の始まりの頃のようだ。

いつもの時間、いつもの場所。待ち人(待ち猫?)は姿を見せてはくれない。

 

彼の特等席に陽があたる。そして、その時間はどんどん短くなっていく。

冬の入り口。

彼も私も会いたいのに会えないから会わない。

 

とびきりのいい声が、微かに遠くで聞こえたんだ。

誰かの膝の上で幸せでいるのなら、私もまた。