猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

秋のラジオ

聴き慣れたはずの声に

少し置いてきぼりに

なったようで

自分のリズムを見失う

 

ステーション・エリアの天候は

すでに晩秋の様相らしいのに

この街は未だ

Tシャツが似つかわしい

 

よそよそしいのはお互い様で

だが

瞬間の交流でも

あたたかくて

僕はまた

ラジオに手を伸ばす