架空のつぶやきゴト

詩人が編み続ける架空の日常

暴風域

汲み置きの水を

もういちど確かめて

今日はもう眠ってしまおうと

思った

 

いつ消えるかと

電灯を気にしつつ

薄明るいまま

目を閉じる

 

台風情報とやわらかなお喋りに

うとうとする頃

ごおと窓がしなった

どうあっても砕けはしない

言い聞かせても音に翻弄され

仕方ないので寝転がったまま

小説を読み始める

 

文字を追ううち

とろとろと

スマホを取り落とす寸前

 

今度は
ごおとドアがうなった