架空のつぶやきゴト

詩人が編み続ける架空の日常

心を診る猫の医者-16

絶望が始まりでも

いいんですよ

 

希望に満ちて

ワクワクして

光に導かれる始まりなんて

そんなにはありません

 

大丈夫だろうか

うまくいくのかな

 

そんな風に

慎重になりながら

始める

それでも良いのです

 

そのまま

ブレーキという呪いを

自分自身にかけてしまうより

ずっと素敵です

 

始まってすぐ

絶望しても

間違いじゃない

 

また

始めればいいのです

あなたのリズムで

あなたのスピードで

 

心を診る猫の医者は

「希望に満ちて始めたいのにいつも悲しく絶望します」

という相談メールに返事を書きました

そして

「お大事に」のかわりに

「にゃぁおん」と録音した

音声ファイルを添え

送信したのでした

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